そして、さらに問題なのは、若者を中心に ADHD などの発達障害に関する誤った理解が広がっているということです。インターネットや、それにまつわる掲示板などで、発達障害に関する誤った理解が広められているということは、今に始まったことではなく、2000年代の爆発的なインターネット掲示板の発達においてもよく見られたわけですが、現在では、 Twitter などの SNS を通じて、発達障害などを揶揄するような声が多く聞かれるようになってきたことは、大変残念なことだと言えなくもありません。まだまだ、医療の現場では、発達障害というものが、病気として認定されるようになったとはいえども、一般社会の間では、なかなか理解が進んでいないということも、現状として、確実に上がるのではないでしょうか。このような、状況を打開するためには、それぞれの人が発達障害について、より詳しく学ぶ必要がある、ということは、間違いなく言えるかもしれません。ある有名な学者の話では、多くの人が何らかの小さな発達障害を抱えている可能性があるとも話しており、自分自身と全く関係がない話であるという風に捉えてしまうのは、よくないことでもあり、全く見当違いのことでもあると言えなくもないのではないでしょうか。とにかく、重要なのは、発達障害に関する理解を深める、ということは、自分自身に関する理解を深めるということでもある、ということです。インターネットの掲示板などで、発達障害に関する誹謗中傷を書き込むような人というものは、自分自身に関する理解が不足している、ということでもあり、他者に対して、思いやる気持ちと寛容な気持ちを持ち続けることが、このような多様化した社会では、重要であるということは間違いなく言えるのではないでしょうか。