自閉スペクトラム症の大きな症状の一つとして挙げられるのが、物に対する執着がある程度強いということです。自分自身の周囲の物を決まった位置に置かなければならないとか、そのようなものがやや位置が変化してしまったりすると耐え難い苦痛を感じる、というようなことがあるのかもしれません。他にも、鍵を閉めて出たかどうかを何度も確認してしまうというような、強迫的な観念を持ってしまうこともこの症状の一つとして挙げられているようです。確かに、発達障害の認定を受けない人であっても、このものはここに置いておきたいという風に思う人はいるかもしれませんが、発達障害の人の場合には、それを、大きな苦痛として感じてしまうということが大きな違いと言えるかもしれません。これを、発達障害である人と、発達障害ではない人とで、大きく一括りにして考えてしまってはまずいということです。一つの病気として捉えなければ、他者を思いやる気持ち理解する気持ちを持つことは難しいと言えるのではないでしょうか。また、特定のものに強い興味を持ち、他のものにはほとんど興味を示さないということも、自閉スペクトラム症の症状の一つだという風に言われています。一つのことに対して、非常に興味があり、能力も高いのにコミュニケーション能力などは極端に低い、などというようなことが挙げられているようです。